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しーしー奮闘記! 〜保育園の中心でコミュニティデザインを叫ぶ。〜

こどもを中心としたまちづくり。保育園を、コミュニティのハブにする。こどもが歓迎される社会をつくる。一人ひとりに居場所と役割がある地域をつくる。そんな使命を掲げるブログです。

文明と、文化の違いって何ですか?

9日目。

 

文明と、文化の違いについて。

 

保育の研修の中で、めちゃくちゃ有名な先生が仰っていた。

 

「食」は、「文化」です。

「子育て」も、「文化」です。

 

ところで、「文明」と「文化」の違いって、分かりますか?

 

これに対する明察が、この2年半、保育園でコミュニティづくりに関わってきて、

すっと腹落ちする内容だった。

 

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少し、遠回りになるが、研修のテーマは「コミュニケーション力が育つとき」だった。(最後に、文明と文化の違いを書きます)

 

そもそも、コミュニケーション力とは…

●自分の想いを分かりやすく伝える力

●意見の違いや立場の違いの理解

●自分と周囲の人との関係性を理解できる

●思い通りにいかない事への対応する力

 

例えば、1歳児が「おもちゃを友だちと取り合いっこしていて、すぐ、どうぞうどうぞ!」って貸している姿って違和感ある。

なんでも波風を立てずに、周りとの調和ばかりに気を取られ、自分の主張を一切しない1歳児。…もはや怖い。

それは、コミュニケーション力なんだろうか?

 

●自分の想いを分かりやすく伝える力

 これは、大人、保育者の関わりが非常に重要。
 社会的参照を見逃さない事が大切。
 (大人の表情、感覚を頼りにしながら、子どもたちは感覚を学んでいくこと。例えば、道ばたのお花を見て「きれいだね〜」と感動する大人を見て、子どもは「お花ってきれい!」という感覚を手に入れていく)

 

●意見の違いや立場の違いの理解

●自分と周囲の人との関係性を理解できる

 集団の中で、どのようにしたら気持ちよく過ごせるだろうか?
 教育・保育の仕事は、初めから答えが決まっているものはなく、子どもたちと共に悩み、考え、毎回試行錯誤していくもの。教師が一律の枠や基準を与え、それに当てはまらない子に罰を与えるのは「調教師」である。これは、先生に従う事が正しいと言う権威主義的な考えを植え付けることにもなる。

 特に、「何かが出来る事」を早く求め、育て急ぐ親が多い中、保育者としての専門性は、育ちの見通しや、子どもの内なる葛藤を親に伝えていくことがプロの仕事

●思い通りにいかない事への対応する力

 アタッチメントを通して、不安な状態から、安心できる状態へ。そして、意欲や自己肯定感を育てる事が大事。

 マイナス(怖い、寂しい) → 0(安心) → プラス(うれしい、やってみたい)

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繰り返しで来てきた言葉、「育て急がない」。

翻って考えると、今の社会はどうだろうか?

大人の都合で、子どもに早く何か出来る事を迫っていないだろうか?

早く物わかりがよくなって、いい子に育て、読み書きそろばんができて、、、、、

しっかり自分の想いを表現できる、友だちとぶつかり合って葛藤できる、そんな子ども時代を保障できているだろうか?

これを再考させてもらえる研修だった。

 

最後に、

「文明」と「文化」の違いって、分かりますか?

 

 

これは、

「文明」は、手間暇を省くことを追求していきた歴史

   …すいぶん便利な世の中になった。自ら手をかける事も少なくなった。

    しかしながら、これによって人間社会は本当に豊かになったのか?

 

では、

「文化」は、手間暇をかけることで培われてきた歴史

   …日本の食文化、まさにその通り。そして、子育てだって、文化。

    楽をする事が目的ではなく、目一杯手間ひまを掛けながら、(もちろん、親だけにその役割を追わせるのではなく、社会で育てる事が前提)子どもをゆっくり、じっくり育てていく。
    その意味で、保育の仕事は、人を作り、文化と社会を作る意義深い仕事。


この「文化」という考え方。もっと深めていきたいと思っています。

「まちづくり」は「ひとづくり」。そして「ひとづくり」は文化だと思います。