しーしー奮闘記! 〜保育園の中心でコミュニティデザインを叫ぶ。〜

こどもを中心としたまちづくり。保育園を、コミュニティのハブにする。こどもが歓迎される社会をつくる。一人ひとりに居場所と役割がある地域をつくる。そんな使命を掲げるブログです。

Beyond Lab #2 の振り返り 

昨日は、ふたせんさんと一緒に企画している

Beyond laboの第2回。興奮溢れる学びの場について振り返りたいと思う。

(Beyond アクションにも宣言しているし。)

 

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ふたせんさんの流れるようなオープニング。色々準備を進めてくれて、ありがとうございます!

 

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そして、今回のゲスト=Beyonder(何かを超えている人)は、三原菜央さん。

ちょっと紹介。

 

●ミハラボ(ブログ)

miha-lab.com

●三原さんが運営する「先生の学校」 

www.sensei-no-gakkou.com

 

 

特に、印象に残ったことを以下にまとめていきたい。

●三原さんという人の魅力。アクションとリフレクション。

三原さんの話は、多くの参加者の心に刺さった。なぜか。

これまでの失敗・挫折を含めて、聞き手の心にすっと近寄ってきて、それでいて、どうやって自分はBEYONDしてきたかを見せるような惹きつけられる話だった。

 

・かつて働いていた保育士の養成校で、「どこの一般企業がオススメですか」と言われて全く答えられらなかった経験から、一歩社会に飛び出してみようと思ったこと。

・就職した会社では、1年と持たず転職したりと、なかなか定着できなかったこと。

・先生の学校を立ち上げる時もクラウドファンディングで賛同を集めることができずに資金集めに苦労したこと

 

色々な失敗があったことを、しっかり見つめ直し、振り返り、その後の行動につなげていることを話の節々に感じた。

まさに

三原さんは「まず、やってみる ことを大事にしている」と言っていたが、同時に、「やってみて、どうだったか?なぜうまくいかなかったのか(いったのか)?」を徹底的に振り返る生き方をしている。

これが積もり積もって、今の三原さんを作り上げていると納得した。

 

 

●あなたは、どうしたいの? という意志に対する問い

三原さんは現在、サラリーマンとして広報の仕事で働きつつ、フリーランスをやりつつ、先生の学校という場を運営する三本の柱で生きている。

先生をやっていた時とは違う、これまた現職のサラリーマンで得ている経験が、

何か仕事の相談をするる時に、繰り返し上司から

「三原はどうしたいの?」と問われるらしい。

これって、すごいことだ。

仕事においては、組織においては、本来「組織からの命令があって、組織がどうしたいかが優先されるから、個人の人格は消されることが大抵である」と思う。

ここでは、この会社(有名なR社ですね)が凄いってのもそうなんだけど、

「どうしたい?」って問いに真正面に向き合える大人でありたい。と思った。

その後の三原さんとの対話で、フィンランド教育の話にもなったんだけど、フィンランドでは、学校でも家庭でも、子どもたちに「あなたはどうしたい?」って問いかけるケースが多いらしい。

これって日本だとあまり考えられない・・・(大人や社会の規範・価値観が先にあって、「こうしなさい」「これはしちゃだめ」とか一方的に言いつける)

それが染み付いて育った私たちは、大人になっても、自分の意志よりも「組織の論理」や「社会の常識・規範(と勝手に思い込んでいること)」を盾にして、考えること・動くことを放棄していないだろうか。

まさに、これを問いかけるキッカケが、Beyond laboの場の価値でもあると思っているんだけど。

 

 

●自らの限界が、自らで決めているという現実

三原さんの話の中で特に共感が多かったのが「ノミの話」

ノミは、本来、自分の身長の150倍の高さの跳躍力があるらしいのです。

(ちなみに、人間で言うと、170CMの人が東京都庁くらいまで飛べるって計算)

 

それだけでも十分に驚きなのですが、

そのノミにガラスのコップを被せておくと、どうなるでしょう。

しばらくノミは天井にぶつかるようにジャンプを繰り返すが・・・

コップを外すと、その高さまでにしかジャンプができなくなるそうです。

 

心理的な恐怖、限界は、もしかしたら自分で決めているかもしれません。

逆に言えば、そこから一歩踏み出したノミ、すなわち見えない殻・天井を破ったら、そこは一気に成長のチャンスにも繋がるかもしれないとのこと。

 

ちょっと前に話題になったが、陸上界では100M走に「10秒の壁」という言葉がある。長いこと大きな壁であった10秒が破られてた今、おそらく2018年は、9秒台を出す選手がかなり出てくるのではないだろうか。

www.nikkansports.com

 

 

 (もっと書きたかったこと)

●ビヨンドする上で大事な、3つの変化 「 時間配分」、「住む場所」、「会う人」
 を変えてみることの重要さ。三原さんの尊敬している大前研一さんの言葉だ。
 これは、自分が転職した時にもすごく実感したことだ。

 3年半前に公務員を辞めてから、仕事/暮らし/学びに当てる時間配分は大きく変わったし、住む場所も、そこで出会う人たち(まさに、ふたせんさんも)も全て変化している。今後も、常に変化を恐れずに動き続けていくために、色々な人に会いたいと思うし、その時間を捻出していけるように意識していきたい。

 

 

フィンランドの教育と市民社会

 フィンランドは、公共の施設(例えば図書館)を市民でシェアしているという意識があって、公共は行政が担うものというより、一人一人市民が参加して作り上げているものだという意識が強いようだ。

 それは教育の現場にも表れているようなので、もう少し、ここの点を掘り下げて学んで来たいと思う。まさに、今年の学びのテーマでもある「シティズンシップ」にも繋がるはず!

 

今回、Beyond laboには、先生、保育士、ママ、政治家、複業家、コンサルタントなど・・・様々な属性の方が混じりあっていたのが、さらに場を豊かにしていた。次回以降、もっともっと多様性に満ちて、インプットから広がる対話が深くなって行くように企画をしていきたいと思う。

三原さん、お忙しい中、ありがとうございました!!!

そして、参加してくれた皆さん、そして会場を提供してくれてスタートアップカフェさん、いつもありがとうございます!

startupcafe-tokyo.com

 

次回は、3月3日(土)8時〜9時半で読書会をやります!

ゲストは招かず、まさに本から学んでいくこと、対話していくことにチャレンジしたいと思いますので、どうぞご参加ください!