LIFE SHIFTのまとめ② 「自分は何を大切に生きているのか」
書いている記事が途中で消えるというショッキングな事態。。。
めげずに書きますが、少し軽めの記事になります。
ライフシフトの後編について書きます。
前回は無形資産に注目しましたが、今回はマルチステージ化する人生について。
この章に注目したい。
第6章 新しいステージ
〜若々しさを加速させる「選択肢の多様化」〜
- マルチステージの人生では、どのステージをどの順番で経験するかという選択肢が多様になる。そのため、年齢とステージが一致しないことが増えていく。例えば「大学生」という情報だけでは、年齢を推測できなくなる。あらゆる年代層が混ざり合い、協働する機会が飛躍的に増えるためだ。また、人々の若々しさをいっそう加速させていく。同時に、どの世代においても「若さと柔軟性」、「遊びと即興」、「未知の活動に対する前向きな姿勢」が重要な意味を持つことになる。
- こうした動きに伴い、次の3つのステージ「エクスプローラー(探検者)」
「インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)」「ポートフォリオ・ワーカー」が誕生する。
〜移行期間と社会制度の変化〜
- 今後は、ステージ間の移行回数が増えていくため、移行期間に向けた事前の準備が欠かせない。移行期間中は、主に活力資産と生産性資産への投資が行われるが、金銭的資産が減ることは避けられないからだ。
- また、こうした新たなステージが出現し、その選択肢や順序が多様化するにつれ、年齢とステージの一致を前提につくられてきた企業の人事制度や、教育や労働、結婚といった社会制度も変化を強いられることになるだろう。
3つの新しいステージ
- 1つ目は、一ヵ所に腰を落ち着けることなく、身軽に探検と旅を続け、幅広い針路を検討する「エクスプローラー(探検者)」。この時期では、多様な人たちの苦悩や喜びを自分事のように考える「るつぼの経験」が組み込まれていることが望ましい。他の人生の物語にふれることで、自分の価値観が揺さぶられ、アイデンティティについて熟考できる。
- 2つ目は、組織に属さずに、自由と柔軟性を重視して小さなビジネスを起こす「インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)」だ。このステージの人たちは、事業活動自体を目的としており、試行錯誤しながら未来を探索する「プロトタイピング」を通じて、学習を深めていく。このステージでは、安心して失敗できるからだ。現在の18~30歳の層にとっては一つの選択肢になりつつある。彼らは都市部にある創造性の集積地に集まって、みんなで協働する精神を重視している。
- 3つ目は、異なる種類の仕事や活動に同時並行で携わる「ポートフォリオ・ワーカー」である。他の新しいステージと同様、年齢を問わず実践できるが、この生き方をとりわけ魅力に感じるのは、すでにスキルや人的ネットワークの土台を築いている人たちだ。このステージにうまく移行するには、フルタイムの職に就いているうちに、小規模なプロジェクトで実験を始め、汎用的スキルや社外の多様なネットワークといった変身資産を育むことが望ましい。
※感想
マルチステージ化する人生は、年齢とステージが一致しない。常に学び続け、学び直していくことで変化に対して柔軟でいることができる。
あなたや、あなたの周りの人は、どんなステージを生きているだろうか?そんなことを問いながら、Beyond Laboに参加する多世代メンバーと共に学んでいけたらと願っています!
終章も書いていたのだけれど、この辺りで挫折です。
本の締めくくりにもこう記されている。
- 「私は何者か」「私はどのように生きるべきか?」という問いに答えられるのは、結局のところ本人でしかない。
国家レベルの課題に渡るものでも、行動は常に目の前の一歩から始まるということである。