しーしー奮闘記! 〜保育園の中心でコミュニティデザインを叫ぶ。〜

こどもを中心としたまちづくり。保育園を、コミュニティのハブにする。こどもが歓迎される社会をつくる。一人ひとりに居場所と役割がある地域をつくる。そんな使命を掲げるブログです。

コミュニティコーディネーターは仕事か

珍しい名前の仕事をしている。

コミュニティコーディネーターという。

直訳すると、共同体調整者だ。ますます訳がわからないと言う人もいる。

 

保育園の中に、コミュニティコーディネーターという職種があるというと、どんな仕事をしてるんですかと聞かれる。

 

私は、決まって、こんなことを言う。

人と人をつなぐ仕事。人とまちをつなぐ仕事です、と。

その人には色々な意味が含まれていて、子どもと地域の人をつなぐこともあれば、子育てをしてる家庭同士、また職場のスタッフ同士という意味をも包摂する。

だからこそ、地域コーディネーターでなく、コミュニティコーディネーターなのだ。

 

求めている人と持ってる人、互いに求めてる人がいたら、そこを、いいタイミングで、無理なくつなぐことが大事だ。

時には、待つことも、待たせることもたくさんあるし、実を結ばないことの方がたくさんある。

 それは闇雲に出会いを作りたいわけではなく、よい出会い、を作りたいから。

 

よい出会い、とは何か。

 

それは、

新たな刺激をもらえること、

新たな一面を引き出せること、

安心できること、

色々な要素がある。

 

 

また、どのように地域の人と出会うのか聞かれることもある。

それは、仕事とプライベートの境界を限りなく曖昧にして、ワークとライフを別物でなく一体と捉えていくことがポイントだと思っている。

ちょっと地域のイベントに参加してみる、できるな手伝ってみる、さらに企画してみる。

すると、そこで出会った地域のユニークな人たちが、保育や子育てに注目したり、興味をもって、今後の関係構築に繋がることもある。

また、保育園の仕事で出会った人、保育園に通う親子も誘って一緒に地域の活動をやってみると、これまた地域にとっては新たな参加者が増えることに繋がる。

保育園のインナーとアウターの活動の二軸を持っておくことで、シナジーを発揮しやすくなる。

その意味で、休みもなくて大変じゃないか?との声もあるが、全てがこの地域で暮らしていること、働いていることの一部であり、なにより自分自身が楽しんでいるので全く苦ではない。

 

先日、小泉進次郎さんが、政治家は職業じゃなくて、生き方と言っていたが、

それを模倣させてもらうと、

コミュニティコーディネーターも、生き方なのだと、現段階では仮説的に思っている。

 

大げさなことでなく、組織の中や外、業界の中や外、地域の中や外、世代、性別、そんな境界を曖昧にしていく役割であったり、

自分の関わる身近な人、子ども、同僚、親、地域の人たちの幸福度を上げていき、その輪を少しずつ少しずつ広げていく。

 

そんな生き方を、コミュニティコーディネーターと言うのかもしれない。

 

 

なぜか、今回は、思ったことをポエム風に綴ってみた。