しーしー奮闘記! 〜保育園の中心でコミュニティデザインを叫ぶ。〜

こどもを中心としたまちづくり。保育園を、コミュニティのハブにする。こどもが歓迎される社会をつくる。一人ひとりに居場所と役割がある地域をつくる。そんな使命を掲げるブログです。

先生から変えるニッポンの未来

14日目。

 

先生から変えるニッポンの未来と題したシンポジウムに参加。

主催は、ティーチャーズイニシアティブ。

http://teachers-i.org/

 

主体的に学び続ける教師を支援するという枠組みに共感する内容だった。

 

書きたいことは色々あるけど、特に印象に残ったのは、パネリストとして登場した、映画『みんなの学校』で舞台になった、大空小学校の木村泰子先生の発言。

 

◎大空小学校では、毎日、職員室で雑談が繰り広げられている。それは、目の前の子どものこと。うまくいかなかったこと、対応で失敗したことを腹を割って話す仲間がいて、それをワイワイガヤガヤ対話する関係が学校内で構築されている。

 

また、こんなことも言っていた。

◎学校の主語を先生にしている限り、一人ぼっちになる。主語を子どもにしたら、チームが一つになる。

 

◎大空の子どもが教えてくれたことは、学びの本質は、目に見えない。

世界や社会の動きをウォッチしながら、こんな教育が必要だと振り回される先生を見て、子どもたちは学びってたのしいと思うか?

子どもになにかを教えるという役割から、子どもが育つ、子どもが学ぶという事実を、どのように教師が保障できるか。

 

◎子ども同士のトラブルを、いじめにするか、生きた学びに変えるか、それが教師の専門性。ジャッジをするのは簡単だが、子どもたちの想いを汲み、通訳をすることが必要。

 

◎教師に必要な資質は、周りの人を生かすチカラ。自分で対応が無理な問題が出て来たら、同僚や地域の人を頼ること。スーパーカリスマな教員になることは、自分のクラスが上手くいけばokという発想につながるが、子ども一人一人を真ん中にして、チーム学校として、向き合っていく姿が大切。

 

木村先生の話からは、

目が醒めるような問いかけを、いくつももらった。

 

 

また、一橋大学の米倉さんが言った

◎学校は、失敗をたくさん経験する場所 、安心して失敗できる場所

という視点は、基本的かつ、重要なポイントである。社会が減点主義に振り回される状況だからこそ、思い切って安心して失敗し、その経験から主体的に学ぶ経験を繰り返せる環境を作りたい。

 

これは、学校だけでなくとも、家庭でも、地域でも、共通する視点になる。