ごちゃまぜな社会を目指す
15日目。
ブログが、メモ化してきた、危険信号だ。
今回は、ごちゃまぜな暮らしについて。
2017.6.1の日経新聞夕刊に、社会福祉法人佛子園の、雄谷良成理事長の記事を発見。
福祉施設を作ろうとしたときのエピソードが印象的。
(以下、引用)
「障害者を施設に入れることはいいことだ。でも、うちの隣だと困る」
…中略…
総論賛成、各論反対なんです。障害者は地域の中で住みにくい、うまくやっていくことが難しい。そう思われているんです。
(以上)
これって、保育園にも当てはまることだったり、その他様々なマイノリティに対しても言えることではないだろうか。
性別、年齢、国籍、障害の有無を越えて、ごちゃまぜの中でこそ、人は居場所や役割や出番を見つけることができるのではないだろうか。
子どもだって、障害者だって、高齢者だって、施設のなかに閉じ込めることは、根本的な解決にはならない。むしろ社会の分断を進めることにも繋がる。極めて同質性の高いコミュニティに慣れ、居心地の良さを感じ、わずかな違いすら受け入れられない人を育てることにつながりやしないか?
とは、言え、今ある垣根を一気になくしていくことは現実的ではない。
自分にできることは何か?
それは、保育園という施設の内側から、その敷居を少し下げてみる努力をすることだ。
そして、同じく敷居を下げようとしてる地域の人や、施設の方と連携し、小さな交流を始めてみること。最初からうまくいかなくても、繰り返し、繰り返し、トライすること。
そんな地道な取り組みが、いずれ地域をごちゃまぜにしていく一歩に繋がることを願って。